

多汗症治療
ワキの多汗・原発性腋窩多汗症
このページの目次
多汗症とは

明らかな理由がないのに
多いワキ汗、
日常生活で困っていませんか。
汗は体温調節のほか、皮膚のうるおいを保つのに必要なものです。 ですが、人より汗が異常に多い、緊張や気温などとは関係なく汗がたくさん出てしまうなど、多すぎると困ったことになります。直接的な原因ではありませんが、衣類にシミができたり、臭い(ワキガ)が出たりなども、汗の量に比例して大きくなるようです。これらの悩みが原因で、仕事や勉強、人付き合いに支障が出てしまう人もいらっしゃいます。

原発性腋窩多汗症の患者さんは、
日本でおよそ20人に1人。
頭、顔、手のひら、足の裏、脇の下から日常生活で困るほど大量に汗がでるのであれば、多汗症という病気かもしれません。多汗症のうち、明らかな原因がないにもかかわらず、脇の下から大量に汗がでるものを『原発性腋窩多汗症』といいます。
日本では20人に1人の割合で原発性腋窩多汗症の患者さんが存在しており、決して珍しい疾患ではありません。
多汗症治療について

切開も注射もなし!
専用ワイプで1日1回拭くだけ。
多汗症の治療といえば、少し前までは切開手術や注射などが主流でした。それぞれ効果はあるものの、予算や術後のケアなどで踏み切れないことも。
今では有効成分が含まれた専用ワイプで1日1回ふくだけと、とても手軽なものになりました。発汗を抑えることで、多量のワキ汗が原因の衣服のシミやニオイも軽減できます。

ワキを拭くだけで
汗を抑制できる仕組み
原発性腋窩多汗症の原因ははっきりとは分かっていませんが、脇の下の汗をだす指令が過剰になっていることが分かっています。そこで、グリコピロニウムトシル酸塩水和物という有効成分をワイプで皮膚に塗ることで、汗をだす指令をブロックし過剰な脇汗を抑えます。皮膚に塗った成分は代謝とともに排出されるため、1日1回、継続して塗布することで効果を持続させます。
保険適用あり
保険が適用されて3割負担の場合、ひと月あたり2,000~3,000円程度です。
処方箋をお渡ししますので、ワイプは薬局でお受け取りください。
多汗症治療の注意事項
・妊婦または妊娠している可能性がある、授乳中の方は診察でお伝えください。
・口の渇き、皮膚のかぶれ、光をまぶしく感じる、目がかすむ、尿が出にくい、尿の勢いが弱い、尿が近いなどの症状があらわれた場合や体温調節の異常・熱中症などの症状があらわれた場合はお早めに医療機関を受診してください。
・使用後は必ず手を洗ってください。
体験者の感想
-
体質だからと諦めていましたが、治療をしてみると、かなり汗が減った感じがします。
-
市販の制汗剤は汗で流れてしまうので半信半疑でしたが、きちんと効きました。長年の悩みが解消!
よくあるご質問
-
Qワキ以外にも使えますか?
使えません。効果が認められているのは「原発性腋窩多汗症」のみとなっています。ワキ以外の部分に使うと、思わぬ副作用を起こす場合があります。
-
Qすぐに効果が現れますか?
毎日使うことで、少しずつ効果を感じられるようになります。個人差がありますが、2週間程度でしっかり汗が治まるのを感じられるようです。
-
Q使用時に注意することはありますか?
ワキに傷や湿疹などがあると使えません。ワイプで拭いたあと、4時間程度は洗わずにおくと効果的です。
-
Q費用はどれぐらいですか?
ラピフォートワイプ2.5%1包あたり262円です。1ヶ月当たり28包処方として7,336円となります。健康保険による3割負担で、2,200円程度です。※お薬のみの計算です。